久々にアルバム単位で聴き込んでいるのが、Mateus Asatoのアルバム『ASATO』(2026 , Asato Records)です。
Mateus Asatoは、Bruno Marsのサポートギタリストを務めるなど、みんなが憧れるギターヒーローですね。ギターが手足のようになりすぎて、「思った音は何でも出せるんじゃないか」と感じるほど、エレキでもアコギでも、とにかく巧みなんです。以前から活動に注目していて、今年ようやくソロアルバムがリリースされました。
この作品には好きなポイントがいくつもあって。まず、彼はブラジル系日系人で、祖父母も沖縄出身というルーツもあり、来日する機会も多いんです。今回は日本で撮影されたミュージックビデオも多く、僕がいちばん好きな写真家・濱田英明さんが手がけている作品もあります。濱田さんの写真は家の玄関にも飾っているので、好きな方々同士が一緒に作品を作っていることが、衝撃的な嬉しさでした。
さらに、アルバムの中でも特に好きな曲「The Breakup Song」のミュージックビデオは北海道で撮影されていて、その映像がとても美しいんです。Mateus自身も写真を撮ることが好きで、僕も写真が好きなので、そこにもシンパシーを感じていて。アルバム全体に自分の好きな要素が詰まっていて、あまりに刺さりすぎて、気づけばずっと聴いています。
PC作業中や車の中、朝起きてからなど、日常のさまざまな場面で流していますね。彼のテクニックを真似したいと思って、聴き込んだこともあります。
Mateusのギターは、とにかくメロディが美しい。ロックの成分が入りつつも、ギターそのものの質感を捉えるのがとても上手いんです。たとえばアコギを弾くときも、ハイファイに弾かないというか、しっかりギターの木のあたたかみを活かした音を鳴らす。単に演奏するだけじゃなくて、楽器の”おいしい部分”を引き出す力があるというか、まるで素材の旨味を引き出すシェフのように感じますね。
アーティスト情報
Mateus Asato
ブラジル出身のギタリスト。9歳でギターを始め、技術的な卓越性と深い感情表現を融合させたスタイルを身に付けたロサンゼルスのミュージシャンズ・インスティテュートに進学し、主席で卒業。現代を代表する「最も影響力のあるギタリストの一人」としてメディアから高く評価されている。Guitar World Magazineによる「Top 10 Guitarists of the Decade(2020)」に選出され、Total Guitar(2020)では「Top Guitarist Right Now」第3位にランクイン。さらに2022年にはGuitar World Magazineに再び登場し、「Hottest Guitar Players In The World」ランキングで第14位に選ばれた。また、ジャンルを超えて現代の音楽シーンを代表する数多くのアーティストと共演、コラボレーションを果たす。Bruno Mars、Silk Sonic、Jessie J、Tori Kelly、Selena Gomez、Carrie Underwood、Elevation Worship、Planetshakers、Israel Houghton、Oficina G3、Joe Satriani(G4)、Extreme、Sandy、Resgate、DJ Snake、The Band Camino、LANY、Polyphia、Kiko Loureiro、The Technicolors、Fresno、Jesus Molina、Anomalie、Kinga Glyk、Tiago Iorc、Luan Santana など、その共演歴は多岐にわたる。
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