DISC GUIDE
PROJECTIONS OF A CORAL CITY
CORAL MORPHOLOGIC & NICK LEON

引用:BandCamp
柔らかい音像の中を、クラゲやサンゴになって流れに身を委ねているような、海の静けさやゆらめきを感じさせる音楽ですね。
アメリカ・フロリダ州マイアミを拠点とする2組のアーティスト、海洋生物学者とDJのユニット・CORAL MORPHOLOGICとDJ・NICK LEONによるコラボレーション・アルバム『PROJECTIONS OF A CORAL CITY』(2024 Balmat)をおすすめします。
CORAL MORPHOLOGICは、2007年から「海洋生物多様性に対する環境意識を高めるための活動」をしている人たちで、アルバムを聴いていると、本当に海の中を漂っているような感覚に包まれます。柔らかい音像の中を、クラゲやサンゴになって流れに身を委ねているような、海の静けさやゆらめきを感じさせる音楽ですね。
デザインや事務的な作業をしているときに、よく聴いています。読書やお話しているときに流しても心地よい音楽だと思います。
CORAL MORPHOLOGICは、マイアミのサンゴ礁をライブストリーミングで配信していて。このストリーミングを見ながら音楽を聴くと、さらに没入感が高まるのでおすすめです。映像はリアルタイムなので見るたびに映る風景が変わり、カラフルな魚たちが行き交う姿や美しい海の豊かさを感じられます。
アーティスト情報
CORAL MORPHOLOGIC
海洋生物学者Colin FoordとJared McKayによるアート・サイエンス・デュオ。
アーティスト情報
NICK LEON
アメリカ・南フロリダ、マイアミ出身のDJ/プロデューサー。
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Insight II
Julien Marchal
気持ちを落ち着かせたり、自分のソロ活動へと気持ちを切り替えたりするために、この作品をよく聴いています。
根本理恵
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Pianisme
Sylvain Chauveau
全体的に静かな雰囲気で、余白を十分に感じられる作品です。夜、寝る前に聴くことが多いのですが、そのまま寝てしまうくらい心地よいですね。
Paniyolo
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Dos ríos
Andrés Beeuwsaert
ただ暗いだけではなく、遠くに希望のような光が現れたり消えたりしていて、それを追いかけてるようなイメージも湧いてきます。
碧木莉歩
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Small Winters
Taylor Deupree
横で小川がちょろちょろ流れているような、邪魔はしないけれど、そこにあると安心する音楽ですね。
宮内優里
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ARTIST 14
2025.07.14
ヴァイオリン奏者・根本理恵がソロ作品で見つけた「余白を楽しむこと」。合唱部の原体験が育んだ、音を重ねる歓び
2枚のソロアルバム制作背景から、その音楽性に迫る
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ARTIST 13
2025.07.12
Paniyoloが奏でる、日常に寄り添う音楽。『いつものひのおわりに』に込めた穏やかな余韻と、ポップス的なやさしさ
優しいナイロン弦のクラシックギターが、多くの人に愛される理由
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ARTIST 12
#PR 2025.06.19
自然も心も、影があるから光が美しい。碧木莉歩『想いの消息』から始まる、穏やかで熱を秘めたピアノの旅
中南米ネオ・フォルクローレ等を中心に影響を受けて完成した1stアルバムの制作背景
ABOUT
生活風景に
穏やかな音楽を
『Ucuuu』は、穏やかな音楽のある生活風景を紹介するAmbient Lifescape Magazine(アンビエント・ライフスケープ・マガジン)です。
アンビエント、エレクトロニカ、インストゥルメンタル、アコースティックギターやピアノなど、「穏やかな音楽」は日常にBGMのように存在しています。
木漏れ日のように、日常に当たり前のようにありながらも強く認識はせず、でも視線を向けると美しさに心癒されるような「穏やかな音楽」の魅力を多面的に発信しています。
