DISC GUIDE
Vantaa
Vladislav Delay
精神的に参っているときって、外の環境からの刺激が普段以上にヒリヒリと感じるんですよね。そういう時に、膜になってくれる音楽だったりします。
Vladislav Delayの『Vantaa』(2011 Raster-Noton)が好きですね。わりと厚めの音がずっと流れてて、ビートもちょこちょこある感じで。電車の中っぽいのかな。膜に包まれる感じが、すごく穏やかな気持ちにさせてくれますね。
なぜか10年以上ずっと好きで。不思議と、たまに聴きたくなる音楽ですね。2年ごとに、2週間ぐらい聴いてる期間があるみたいな。聴くときは、仕事の帰り道にイヤホンで聴くことが多いです。電車の中では、聴きながら本を読むこともありますね。
音楽はパーテーションやマスキングのような存在で、音楽がない状態は生身すぎて緊張感があるという話をインタビューでしましたが、精神的に参っているときって、外の環境からの刺激が普段以上にヒリヒリと感じるんですよね。そういう時に、膜になってくれる音楽だったりします。外との間に入ってくれるんだけど、無神経に話しかけてこない。いい距離感で立ってくれてて、特に励ましてくれる訳ではないけど、刺激から守ってくれるというか。だから強めの音だけど、優しい音楽に感じますね。
アーティスト情報
Vladislav Delay
1976年フィンランド生まれ。「Vladislav Delay」の他、「Uusitalo」「Luomo」「Sistol」など多くの名義を使い分け、数々の作品を発表してきた。シザー・シスターズ、クレイグ・アームストロング、AGF、ブラック・ダイス、マッシヴ・アタック、テイ・トウワらとコラボレーションも行なっている。
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おおかみこどもの雨と雪 オリジナル・サウンドトラック
高木正勝
聴くと自分が大切にしたいものに立ち返れる、原点のような存在
Yuka akatsu
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Silencio
Gidon Kremer & Kremerata Baltica
大きな川が少しずつ大地を削りながら流れているような、雄大で美しい曲ですね。
斉藤尋己
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Mudanin Kata
David Darling & The Wulu Bunun
その声が本当に素朴で、陽の光を浴びているような感覚になるというか。
zmi
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Between No Things
Suso Saiz & Suzanne Kraft
「音楽に対して自然体でいること」の重要性を伝えてくれているように感じます。
Tomotsugu Nakamura
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穏やかな音楽を
『Ucuuu』は、穏やかな音楽のある生活風景を紹介するAmbient Lifescape Magazine(アンビエント・ライフスケープ・マガジン)です。
アンビエント、エレクトロニカ、インストゥルメンタル、アコースティックギターやピアノなど、「穏やかな音楽」は日常にBGMのように存在しています。
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