NEWS
ジム・オルークが渡邊琢磨の新作アニメに合わせて即興演奏。『爆音映画祭』黒沢清特集を10/27、11/3開催
2024.10.19
『爆音映画祭inユナイテッド・シネマ アクアシティお台場vol. 15』が、2024年10月26日から11月4日までの10日間、東京・お台場のユナイテッド・シネマ アクアシティで開催される。
『爆音映画祭』は、大音響で作品を上映するイベント。映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』をはじめ、様々な映画が上映される。
また「特別企画・黒沢清 監督特集」では、音楽ライブを交えた上映プログラムが複数企画されている。
10月27日には、黒沢清監督『Chime』『Cloud クラウド』、山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』など今年話題の映画で音楽を手がける渡邊琢磨の制作した新作短編アニメーション『Episode』と共に、ジム・オルークが即興演奏を行う。
11月3日には、映像作家・牧野貴の新作『100年』を世界初上映。弦楽五重奏(梶谷裕子、波多野敦子、角谷奈緒子、橋本歩、千葉広樹)による演奏でライブ上映が行われる。
イベント情報
爆音映画祭特別企画 黒沢清特集
■日時
2024年10月27日(日) DAY①
10:15~『Chime』
11:30~『Cloud クラウド」★黒沢清監督登壇
15:30~ 渡邊琢磨『Episode」✕ ジム・オルーク ライヴ
16:45~『Chime』★黒沢清監督登壇
2024年11月3日(日) DAY②
9:25~ 『予兆散歩する侵略者劇場版』
13:40~『Cloud クラウド』+牧野貴『100年』✕ 渡邊琢磨ライヴ
17:00~『Chime』
■会場
ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
■出演
<DAY①>
・ライブ
ジム・オルーク(音楽)✕ 渡邊琢磨(映像)ライブ
料金:2,800円(税込)
・トーク
『Cloud クラウド』
ゲスト:黒沢清(映画監督)、聞き手:篠崎誠(映画監督)
料金:2,600円(税込)
『Chime』
ゲスト:黒沢清(映画監)、聞き手:樋口泰人(爆音映画祭プロデューサー)
料金:2,100円(税込)
<DAY②>
・ライブ
牧野貴(映像)✕ 渡邊琢磨(音楽) 弦楽五重奏ライブ(『Cloud クラウド」上映+ライブ)
演奏:梶谷裕子(vn1)、波多野敦子(vn2)、角谷奈緒子(va)、橋本歩(vc)、千葉広樹(cb)
料金:5,500円(税込)
※10/27(日) 10:15~『Chime』、11/3(日)17:00~『Chime』は1,800円(税込)、
11/3(日) 9:25~『予兆散歩する侵略者:劇場版』は2,300円(税込)で鑑賞可能
プロフィール
Jim O'Rourke
アメリカ「ポスト・ロック」シーンの牽引者。1969年シカゴ生まれ。10代後半にデレク・ベイリーと出会い、ギターの即興演奏を本格的に始める。その後、実験的要素の強い自身の作品を発表。ジョン・フェイフィの作品をプロデュースする一方でガスター・デル・ソルやルース・ファーなど地元シカゴのバンドやプロジェクトに積極的に参加。「シカゴ音響系」と呼ばれるカテゴリーを確立する。一方で、マース・カニンハム舞踏団の音楽を担当するなど、現代音楽とポスト・ロックの橋渡し的な存在となる。99年にはフォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム『ユリイカ』 を発表。インディーズからのリリースだが、日本でも数万枚を記録。近年ではソニック・ユースのメンバー兼音楽監督としても活動し、数枚のアル バムに参加、より広範な支持を得る。(2005年末に脱退) 2004年には、"Wilco/A ghost is born"のプロデューサーとして、グラミー賞を受賞。本国でも現代アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして、高く評価されている。ヨーロッパでも数々のアーティストをプロデュースしている。日本文化への造詣も深く、「くるり」のプロデュースを始めとして、坂田明、ボアダムスとのコラボレーションや、映画監督、若松考二の過去作品の評論など様々な活動を行っている。
プロフィール
波多野敦子
ストリング・プレイヤー、作曲家、TRIOLA主催。主に5弦ヴィオラを使い、エフェクティブなサウンドを融合させた演奏でライブを行っている。独自の手法で弦楽オーケストラを形成するコンセプチュアルなシリーズ作品「Cells#2」「Cells#5」(米Important Records)をリリース。近年ではコラボレーションアルバムとしてGiovanni di Domenico「Rinka」(伊Superpang)、Midori Hirano「Water Ladder」(独Alien Transistor)をリリース。その他、折坂悠太、石橋英子、ジム・オルーク、KID FRESINOなど多くのアーティスト作品にストリングスで参加、増田セバスチャンの主な展覧会では音楽を担当する。弦楽プロジェクトTRIOLAの最新作「Scapegoat」が2023年10月にConstructive(UK)よりリリースされたばかり。
-
ARTIST 6
2024.10.26
読書やアンビエントがもたらす、安心感のある孤独。Tomotsugu Nakamuraに聞く「読書のための音楽」制作背景
「読書と静かな即興演奏」イベント出演。好きな本や「ひとりの時間」について
-
ARTIST 5
2024.10.15
四季の「侘び寂び」感じる即興アンビエントジャズ。米バンドFuubutsushi(風物詩)が日本語から受けた影響とは
余白を大切にし、季節の情景を感じさせる楽曲たち。作品名や歌詞に日本語を使う背景を聞いた
-
REPORT 2
2024.10.08
雨の秋夜にピアノを聴きながら読書。Yuka Akatsu出演『読書と静かな即興演奏 vol.1』レポート
2024/9/27開催『Music For The Story III – 読書と静かな即興演奏 - vol.1』のイベントレポート
-
The Wind of Things
M. Sage
様々な楽器とフィールドレコーディングの音が、優しい音色のレイヤーによって紡がれていて、音楽とも音ともとれる曖昧さに癒されるところが好きですね。
Tomotsugu Nakamura
-
Canciones de amor
Isasa
森で浴びる秋の風のように感じるだけでなく、誰かとつながり恋に落ち始めた瞬間のようにも感じます。
Patrick Shiroishi
-
Polaroid Piano
小瀬村晶
音楽が持つ余白が、物語で感じた感動や驚きが響いている心の余韻を、時間をかけて静かに柔らかく受け止めてくれる。
石松豊
-
Music For Large & Small Ensembles
Kenny Wheeler
すっと心のざわめきが静まっていき、自分をだんだんと取り戻していくような感覚になった。
石松豊
ABOUT
生活風景に
穏やかな音楽を
『Ucuuu』は、穏やかな音楽のある生活風景を紹介するAmbient Lifescape Magazine(アンビエント・ライフスケープ・マガジン)です。
アンビエント、エレクトロニカ、インストゥルメンタル、アコースティックギターやピアノなど、「穏やかな音楽」は日常にBGMのように存在しています。
木漏れ日のように、日常に当たり前のようにありながらも強く認識はせず、でも視線を向けると美しさに心癒されるような「穏やかな音楽」の魅力を多面的に発信しています。