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evalaの大規模個展『現われる場 消滅する像』、ICCで12/14〜開催決定。新作サウンド・インスタレーションも予定

2024.10.30

NTT東日本が運営する文化施設・NTTインターコミュニケーション・センター(以下、ICC)にて、2024年12月14日(土)から企画展『evala 現われる場 消滅する像』が開催されることが決まった。

この展覧会は、サウンドアーティスト・evalaが主宰する音(耳)から世界を見つめるプロジェクト「See by Your Ears」の集大成となる大規模個展。本展のための新作も予定されている。

evala

展示予定作品は、「See by Your Ears」の原点であり2013年にICCで制作・発表された《大きな耳をもったキツネ》や、2024年に旧Bunkamura Studioで展示された《Sprout》など。ICCで最も大きな展示室を全室使用した大型インスタレーションも予定されている。

《大きな耳をもったキツネ》2013–14年(撮影:木奥恵三)
《Sprout》2024年 旧Bunkamura Studioでの展示風景

会期は2024年12月14日(土)から2025年3月9日(日)まで。関連イベントの開催も予定されており、後日ICCウェブサイトでお知らせされる。

展覧会情報

evala 現われる場 消滅する像

■日時
2024年12月14日(土)~2025年3月9日(日)
午前11時〜午後6時

※休館日:毎週月曜日、年末年始(12/28 [土]–1/3 [金])、ビル保守点検日(2/9 [日])

■会場
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]ギャラリーA、B

■入場料
一般 1,000円(900円)
大学生 800円(700円)
※()内は15名様以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方および付添1名、65歳以上の方と高校生以下、ICC年間パスポートをお持ちの方は無料。
※2024年度ICC年間パスポート:1,500円(ICC受付にて販売中)

■主催
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] (東日本電信電話株式会社)、SbYE合同会社

■助成
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】

■協賛
株式会社ソウワ・ディライト

■機材協力
株式会社ヤマハミュージックジャパン、株式会社静科、株式会社シンタックスジャパン、株式会社アコースティックフィールド、株式会社エス・シー・アライアンス アルテ社、株式会社SHOUT

プロフィール

evala

音楽家、サウンド・アーティスト。新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰。立体音響システムを駆使し、独自の“空間的作曲”によって先鋭的な作品を国内外で発表。2020年、完全な暗闇の中で体験する音だけの映画、インビジブル・シネマ『Sea, See, She – まだ見ぬ君へ』を世界初上映し、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞。2021年、空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base ‒ HPL ver』がアルス・エレクトロニカ 2021 デジタル・アート&サウンド・アート部門にてオノラリー・メンションを受賞。近作に、世界遺産・薬師寺を舞台にした《Alaya Crossing》(2022)、《Inter-Scape 22》(東京都庭園美術館、2022)、《Haze》(十和田市現代美術館、2020)、ソニーの波面合成技術を用いた576ch音響インスタレーション《Acoustic Vessel “Odyssey”》 (SXSW、オースティン、2018)、無響室でのインスタレーション《Our Muse》(国立アジア文化殿堂 [ACC]、光州、2018)、《大きな耳をもったキツネ》(ICC、2013, 2014, 2023/Sonar+D、バルセロナ、2017)など。また、公共空間、舞台、映画などにおいて、先端テクノロジーを用いた独創的なサウンド・プロデュースを手がけている。大阪芸術大学音楽学科・客員教授。

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