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冥丁、温泉地の環境音を用いた新作『泉涌』を8/8リリース。大分県・別府市の制100周年記念事業の一環
2025.06.27

音楽家・冥丁が、新作『泉涌』を8月8日にリリースする。

本作は、大分県・別府市の制100周年記念事業の一環として生まれた作品。これまでも、忘れ去られた日本の時代や風景を音として再構築してきた冥丁は、2024年11月末に別府市を訪れ、築100年の旅館「山田別荘」で約1週間半の滞在制作を行なった。竹瓦温泉や坊主地獄など、別府の象徴的な温泉地を訪れ、「泉源の音」や「泥の泡立ち」などをフィールドレコーディングしたという。
作品はCD、LPでのリリースのほか、制作過程や別府での滞在を記録した写真集も同時発売される。
リリース情報
冥丁『泉涌』
■リリース日
2025年8月8日(金)
■レーベル
KITCHEN. LABEL
■流通
Inpartmaint Inc. / p*dis
■フォーマット
① : CD(国内流通盤) 本体価格 : ¥3,300(税込)
② : LP(国内流通盤) 本体価格 : 5,500円 (税込)
③ : デジタル配信
④ : 写真集(輸入BOOK) 本体価格 : オープン価格(限定300冊)
■収録曲
01. 泉涌 - 壱湯
02. 泉涌 - 弍湯
03. 泉涌 - 参湯
04. 泉涌 - 四湯
05. 泉涌 - お湯
06. 泉涌 - 伍湯
プロフィール
冥丁
本の文化から徐々に失われつつある、過去の時代の雰囲気を「失日本」と呼び、現代的なサウンドテクニックで日本古来の印象を融合させた私的でコンセプチャルな音楽を生み出す広島在住の作曲家。エレクトロニック、アンビエント、ヒップホップ、エクスペリメンタルを融合させた音楽で、過去と現在の狭間にある音楽芸術を創作している。これまでに「怪談」(Evening Chants)、「小町」(Métron Records)、「古風」(Part Ⅰ,Ⅱ&Ⅲ)(KITCHEN.LABEL) など、独自の音楽テーマとエネルギーを持った画期的な三部作シリーズを海外の様々なレーベルから発表し、冥丁は世界的にも急速に近年のアンビエント・ミュージックの特異点となった。日本の文化と豊かな歴史の持つ多様性を音楽表現とした発信により、The Wire、Pitchforkから高い評価を受け、MUTEK Barcelona 2020、コロナ禍を経てSWEET LOVE SHOWER SPRING 2022、朝霧JAM 2023などの音楽フェスティバルに出演し、ヨーロッパ、シンガポール、台湾などを含む海外ツアーも成功させる。ソロ活動の傍ら、Cartierや資生堂IPSA、MERRELL、Nike Jordan、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEなど世界的なブランドからの依頼を受け、イベントやキャンペーンのためのオリジナル楽曲の制作も担当している。
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全体的に静かな雰囲気で、余白を十分に感じられる作品です。夜、寝る前に聴くことが多いのですが、そのまま寝てしまうくらい心地よいですね。
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ただ暗いだけではなく、遠くに希望のような光が現れたり消えたりしていて、それを追いかけてるようなイメージも湧いてきます。
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Small Winters
Taylor Deupree
横で小川がちょろちょろ流れているような、邪魔はしないけれど、そこにあると安心する音楽ですね。
宮内優里
ABOUT
生活風景に
穏やかな音楽を
『Ucuuu』は、穏やかな音楽のある生活風景を紹介するAmbient Lifescape Magazine(アンビエント・ライフスケープ・マガジン)です。
アンビエント、エレクトロニカ、インストゥルメンタル、アコースティックギターやピアノなど、「穏やかな音楽」は日常にBGMのように存在しています。
木漏れ日のように、日常に当たり前のようにありながらも強く認識はせず、でも視線を向けると美しさに心癒されるような「穏やかな音楽」の魅力を多面的に発信しています。
