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宮内優里、Tomotsugu Nakamuraが「おしゃべりOK」の図書館で「読書のためのBGM演奏」。4/19(土) 東京/多摩市立中央図書館
2025.03.05

穏やかな音楽のある生活風景を紹介するWebメディア『Ucuuu』(ウクー)と多摩市立図書館の共催イベントとして、東京・多摩市立中央図書館にて、『Music For The Story III – 読書と静かな即興演奏 – vol.5』を2025年4月19日(土)昼に開催する。

『Music For The Story』は、Ucuuu運営のYutaka Ishimatsu (orange plus music)がこれまで2年に渡り開催してきた読書BGMライブ。今回のシリーズは第三弾として、穏やかな音楽と共に読書や喫茶が楽しめるイベントとなっている。過去には池袋にある重要文化財・自由学園明日館や、初台にある本の読める店 fuzkueで開催してきた。


2024/9/27にはvol.1を東京・池袋にある重要文化財・自由学園明日館にて、ピアニスト・Yuka Akatsuを迎えて開催。(写真左 / レポート) 2024/11/7にはvol.2を東京・初台にある本の読める店 fuzkueにて、サウンドアーティスト・Tomotsugu Nakamuraを迎えて開催した。(写真右 / レポート)
今回は初の公共施設での開催として、多摩市立中央図書館にて「読書のためのBGM演奏」を行う。多摩市立中央図書館は2023年7月にオープンし、2024年8月には来館者100万人を突破した。一般的な図書館では「静かにしなければならない」という印象があるが、多摩市立中央図書館では2階スペースを「おしゃべりOK」として開放しており、「新発想の図書館」として注目を集めている。過去にはジャズライブも開催された。


多摩市立中央図書館。1階は静寂読書室や個人研究室など静かに本と向き合うことができ、2階では広い空間の中で自由に本と触れ合うことができる。
演奏は、通常の開館時間の中で、2階のサテライトカウンター付近で行われる。普段の図書館と同じように利用しつつ、この日は「読書のためのBGM演奏」を聴きながら読書を楽しむことができる。
出演は宮内優里とTomotsugu Nakamura。これまで長年にわたり数々の場所で「読書のためのBGM演奏」を行ってきた宮内優里と、『Music For The Story III – 読書と静かな即興演奏 – vol.2』で本の読める店・フヅクエ初台店にて「読書のためのBGM演奏」を行ったTomotsugu Nakamuraによる、特別なコラボレーション演奏となる。


宮内優里(写真左)、Tomotsugu Nakamura(写真右)
宮内優里が2023年に出演した、岩手県の平泉学習交流施設・エピカ1階 図書館での「読書のための音楽会」の様子
ライブ中は本を読んだり、考え事をしたり、自由に過ごすことができる。図書館に併設しているカフェで購入したコーヒーなど、ふた付き飲料であれば館内に持ち込むことができる。

また『Ucuuu』では参加者で作る読書プレイリスト企画も開催。図書館で配布しているフライヤーに掲載しているQRコードから、おすすめの「読書のための音楽」を募集している。集まった楽曲は、穏やかな音楽のある生活風景を紹介するWebメディア『Ucuuu』(ウクー)の記事として紹介する。そのほか、詳しい情報は特設サイトからご覧ください。
イベント情報
「読書のためのBGM演奏」 Music For The Story III - 読書と静かな即興演奏 - vol.5
■日時
2025年4月19日(土)
12:00頃〜15:30頃
■出演
宮内優里、Tomotsugu Nakamura
■料金
無料
■イベント特設サイト
https://orangeplus.me/lp/musicforthestory/
■会場
多摩市立中央図書館 2F サテライトカウンター付近
東京都多摩市落合2-35 多摩センター駅 徒歩7分
■共催
多摩市立図書館、Ucuuu
■企画
Yutaka Ishimatsu (orange plus music)
プロフィール
宮内優里
音楽作家。1983年生まれ。千葉県四街道市在住。2006年にRallye LabelよりCDデビュー。生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた、有機的な電子音楽の制作を得意とする。最新作は2024年リリースの「Beta 2」。ライブ演奏では即興での多重録音によるパフォーマンスを行う。WORLD HAPPINESS、FUJI ROCK FESTIVALなどにも出演。近年はBGM演奏という形の活動をメインに、全国の図書館や美術館など様々な場所で演奏をしている。自身の活動以外では、映画「岬のマヨイガ」(監督:川面真也 / CV:芦田愛菜ほか / 原作:柏葉幸子)、映画「リトル・フォレスト」(監督:森淳一 / 出演:橋本愛ほか / 原作:五十嵐大介)などの映画音楽をはじめ、NHK・Eテレ「あおきいろ」、「Q~こどものための哲学」や、ドラマ・舞台・CMなどの音楽、公共施設や店舗などでの空間のための音楽制作など、様々な形で制作・提供を行っている。KENJI KIHARAとの「BGM LAB.」などでも活動中。
プロフィール
Tomotsugu Nakamura
東京都在住のサウンドアーティスト。楽器とフィールドレコーディングを同時にプロセッシングする手法で独自のサウンドを奏でる。電子音とアコースティックのバランスがとれた音像が特徴で、 これまでに laaps(仏)をはじめとする国内外のレーベルから多数の作品をリリース。2023年にはドイツの音楽批評家賞”German Music Critics Award” Electronic & Experimental部門を受賞した坂本龍一の追悼アルバムmicro ambient musicに参加。近年はギャラリーやカフェなどの空間演出を手掛けながら、読書カフェや図書館などにて、読書のための音楽と銘打った静かなライブをおこなっている。
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ABOUT
生活風景に
穏やかな音楽を
『Ucuuu』は、穏やかな音楽のある生活風景を紹介するAmbient Lifescape Magazine(アンビエント・ライフスケープ・マガジン)です。
アンビエント、エレクトロニカ、インストゥルメンタル、アコースティックギターやピアノなど、「穏やかな音楽」は日常にBGMのように存在しています。
木漏れ日のように、日常に当たり前のようにありながらも強く認識はせず、でも視線を向けると美しさに心癒されるような「穏やかな音楽」の魅力を多面的に発信しています。
