Ucuuu

NEWS

“Ambeat”プロデューサー・Watasino、新アルバム『Keep The Window Open』8/8リリース。Spotify総再生数は250万突破

2025.08.08

東京のAmbeatプロデューサー・Watasinoが、8月8日(金)に新アルバム『Keep The Window Open』を配信リリースした。レーベルは愛媛のSETO CHORD MUSIC。BandCampではカセットテープの販売も開始されている。

Watasino (撮影:#ISO1638400)

2020年より活動するWatasinoは、“Ambeat”という音楽ジャンルを、SETO CHORD MUSICとともに提唱している。浮遊感や空間性を特徴とするアンビエント(Ambient)と、ヒップホップ由来のグルーヴ感あるビートミュージック(Beat)を融合した、新しい音楽ジャンルだ。

Watasinoは、このAmbeatにとどまらず、Downtempo・Electronica・Post Rock・Noise Musicなどにも通ずる音楽性の作品を制作している。ライブも都内を中心に、サンプラー・SP-404とギターペダルを使った実験的なビートライブを展開している。

今年2月には、世界で500万フォロワーを超えるSpotifyの公式プレイリスト『lofi beats』に楽曲が再生され、総再生数が250万回を突破した。

前作『You are not alone』から2年ぶりのアルバムとなる本作は、前作に引き続き「孤独からの開放」をテーマとして制作された。フィッシュマンズの楽曲から着想を得た『Keep The Window Open』というタイトルには、窓(Window)を“心”の暗喩とし、つながりを求める人々へのメッセージが込められている。

サウンド面では、ギターが中心だった前作から大きく変化している。フレーズの余韻やアンビエンスのサンプリング、フィールドレコーディング、シンセサイズされたノイズなどが重ね合わされ、分厚いサウンドレイヤーが構築されている。また、Jazzy Hiphopのマナーを踏襲したSpritual JazzとModal Jazzからのサンプリングは、先述したレイヤーとの組み合わせにより、キャッチーさと実験性を両立している。さらに、リズムを排した楽曲も取り入れるなど、アルバム全体を通してAmbeatの可能性を表現した意欲作となっている。

いい音楽とは、つくった者の人となりが滲み出ているような音楽だと僕は考えている。そして意外にそういう音楽は多くなかったりする。
Watasinoくんとは、2024年の冬に秋田で10日間共同生活を通して過ごしたことがあり、僕は彼を人としても尊敬している。彼は、何事にも丁寧にのぞむ人で、それが周りへの優しさからきているのを感じる。それでいて、燃えるような情熱を内に秘めているのも垣間見れる。
Watasinoくんの新アルバムを聴いて、そんな彼に再会しているような気持ちになった。この音楽を聴けば、Watasinoくんのことを直接知らなくても、彼の人柄からくるジーンとするような温かみを感じることができると思う。いい音楽だ。。

starRo
音楽家 / 地方創生活動家

優しさと耳心地の良さに包まれた音の層。その中に、控えめながら確かな存在感をもつビートが静かに息づいている。ところどころに散りばめられたポップな感覚がもたらすのは、心地よい低空飛行のようなリスニング体験。背景でありながら聴く対象にもなりうるWatasinoの音楽は、アンビエントの美学を保ちつつ、独自の個性をしっかりと確立している。主張と控えめのバランスが見事だ。

Tomotsugu Nakamura
サウンドアーティスト

Watasinoは遂に新しい地平に辿り着いたのだろう。

1曲目の「Paper Plane(Alternate Version)」を再生した瞬間から、はっきりと分かってしまった。

彼がここ何年かの間に提唱しだした“Ambeat”という音楽ジャンルを人にプレゼンするとしたら、このアルバムのカセットテープかストリーミング配信リンクを名刺として提示すれば良い。

人間の存在などを卓越した、自然の法則に沿った反復性の中で生まれる音に耳をすまし、その濁りも含めて粗ごしのまま配列された音の立体を進む先に、やがて強烈なWatasinoという自我が浮かび上がってくる。

「Over The Horizon(Alternate Version)」とは“Ambeat”の王様は俺であるという主張だろう。

異論は勿論ないが、一つだけ本音を言わせてほしい。

「このアルバム、俺の(KOHEI YOSHIIの)作品だということにしてくれない?」

叶わない願いだと分かりきっているので、潔く諦めて、スピーカーの前でこの名盤に拍手喝采を送ることにするわ。

KOHEI YOSHI
Beat Maker / nite pianos (with DÉ DÉ MOUSE) / Japanolofi Records A&RI

リリース情報

Watasino『Keep The Window Open』

■リリース日
2025年8月8日(金)

■収録曲
01. Paper Plane (Alternative Version)
02. Shirushi
03. You
04. Diamond Day (Alternative Version)
05. Over The Horizon (Alternative Version)
06. The Power of a Prayer
07. Nagi
08. The Bird is in the Clouds
09. Kazakami (Alternative Version)
10. Tasogaredoki
11. Ocean's Eye
12. Keep The Window Open

■フォーマット
配信・カセットテープ

■レーベル
SETO CHORD MUSIC

プロフィール

Watasino

沖縄県宮古島出身、東京都在住のサウンドプロデューサー。自身の活動を“人と人・音と音を仲立ちするもの”としている。2020年の活動開始より国内外のレーベルからリリースを重ね、“孤独からの開放”をテーマにした『You are not alone』、『Keep The Window Open』などのアルバムを発表。浮遊感や空間性を特徴とするアンビエント(Ambient)とヒップホップ由来のグルーヴ感のあるビートミュージック(Beat)を融合した新しい音楽ジャンル“Ambeat”を提唱するなど、ジャンルの境界を越えた作品を制作し、都内を中心にSP404(サンプラー)とギターペダルを使った実験的なビートライブも行っている。

合わせて読む

NEWS

最新の穏やかな音楽情報を知る

VIEW ALL →
  • 2026.02.10

    aus「温泉のためのアンビエント音楽」を、the humble beeが再構築。コラボ新譜『Chalybeate』2/13リリース

  • 2026.02.10

    「土浦の音」を未来へつなぐ。音と光のサウンドインスタレーション「音と光の建築」2/23茨城で開催

  • 2026.02.09

    作曲家/ピアニスト・Wataru Satoと馬術家/写真家・Ema Yoshidaがコラボレーション。写真展『Timeless』3/6〜 藤沢で開催

  • 2026.01.30

    富士急ハイランドで無料ライブ「FUJI-Q MUSIC DAY」3/15(日)開催。れん、あれくん、はせとも。、湯冷めラジオ出演

MAGAZINE

音楽と生活の新しい接点に出会う

VIEW ALL →
  • ARTIST 16

    2025.12.22

    「日々の記録」から生まれた曲が、誰かの日常にそっと寄り添う。sukimaが大切にする「音楽を作っていない時間」

    「日々の記録」から生まれた曲が、誰かの日常にそっと寄り添う。sukimaが大切にする「音楽を作っていない時間」

    シンガーソングライター・sowhei時代から変わらない「日々が音楽になる」こと

  • REPORT 7

    #PR 2025.12.02

    都市と自然のあわいを包む、秋夜のアンビエント。Tomotsugu Nakamura×Watasino 『駒沢こもれびBGMライブ』レポート

    都市と自然のあわいを包む、秋夜のアンビエント。Tomotsugu Nakamura×Watasino 『駒沢こもれびBGMライブ』レポート

    2025/11/21に駒沢パーククォーターで開催したBGMライブの記録

  • ARTIST 15

    #PR 2025.11.10

    新しい「音楽の価値」は、社会との関わりから生まれる。安田寿之が”アルバム+写真集”で示す、自由な表現のかたち

    新しい「音楽の価値」は、社会との関わりから生まれる。安田寿之が”アルバム+写真集”で示す、自由な表現のかたち

    音楽家、会社事業、大学教務を通して追求する「音楽と社会の新しい関わり」

DISC GUIDE

気分に合わせて新しい音楽を探す

VIEW ALL →
  • 劇場アニメ ルックバック オリジナルサウンドトラック

    haruka nakamura

    特に最後、京本の笑顔のシーンとともに流れる「FINAL ONE」が本当に素晴らしくて、毎回この場面で号泣してしまいます。

    sukima

  • 櫛稲

    Asu, 行川さをり

    正直、作曲家として「参りました」と思いました。

    安田寿之

  • Insight II

    Julien Marchal

    気持ちを落ち着かせたり、自分のソロ活動へと気持ちを切り替えたりするために、この作品をよく聴いています。

    根本理恵

  • Pianisme

    Sylvain Chauveau

    全体的に静かな雰囲気で、余白を十分に感じられる作品です。夜、寝る前に聴くことが多いのですが、そのまま寝てしまうくらい心地よいですね。

    Paniyolo

SOUND DIARY

アーティストの音日記を覗く

VIEW ALL →
  • 2024.10.30

    The Forest of Amami-Oshima Island Around Sunrise

    Soundscape Diary

    斉藤尋己

    斉藤尋己

ABOUT

生活風景に
穏やかな音楽を

『Ucuuu』は、穏やかな音楽の魅力を発信するAmbient Lifescape Magazine(アンビエント・ライフスケープ・マガジン)です。

アンビエント、エレクトロニカ、インストゥルメンタル、アコースティックギターやピアノなど、「穏やかな音楽」は日常にBGMのように存在しています。

木漏れ日のように、日常に当たり前のようにありながらも強く認識はせず、でも視線を向けると美しさに心癒されるような「穏やかな音楽」の魅力を多面的に発信しています。

VIEW MORE →