Midori Hirano
ベルリンを拠点に活動する音楽家。幼少の頃よりピアノを習い始めたのをきっかけに大学ではクラシックピアノを学ぶ。その後は電子音楽にも傾倒した彼女の作品はピアノや弦楽器などのアコースティック楽器の使用をベースにしながらも、フィールドレコーディングや繊細な電子処理による現代的なデジタルサウンドを織り交ぜた実験的なものとなっている。本名名義とは別にさらに電子音のテクスチャーやリズムパターンにフォーカスしたMimiCof名義でも活動中。同名義ではEMS社のヴィンテージシンセSYNTHI100を使用して制作したアルバム「Distant Symphony」をベルリンのKarlrecordsより2022年にリリース。
2006年にnobleから1stアルバム「LushRush」をリリース後、現在までに別名義も含めてSonic Pieces、Dauwレーベルなどから10枚以上のソロアルバムを発表。2021年には波多野敦子との初のコラボレーションアルバム「Water Ladder」をAlien Transistorよりリリース。自身の作品以外にもリミックスも数多く手掛けており、近年ではRival Consoles, Liars, Robot Koch, Pascal Schumacherなどのリミックスを担当。
近年は映画音楽の分野にも活動の幅を広げており、2023年9月にアマゾンプライムから配信されたサッカードイツ代表に密着したドキュメンタリーシリーズ「All or Nothing - The German National Team in Qatar」の全4エピソードのスコアを手掛けている。