Sigur Rós(シガー・ロス)の日本デビュー作であり、世界中に名前が知られるようになったアルバム『Ágætis byrjun(アゲイティス・ビリュン)』(1999 KRUNK)をおすすめします。僕が「音楽はもっと自由でいいんじゃないか」と思うきっかけとなった作品です。
シガー・ロスについて、アンビエントやポストロック、シューゲイザー的な音作りで語られることも多いですが、一番の魅力は自分たちで造語を作って歌っていることだと思うんですよ。アイスランドのバンドなんですけど、意味がありそうでない言葉で歌っていて面白いんです。母国語や英語で歌った方が、色んな人に聴いてもらえるし売れると思うんですけど、造語でも世界で聴かれているというのはすごいですよね。
リードボーカルのヨンシーが「僕たちは永遠に音楽を変え、人々の音楽についての考え方も変える。できないと思われても、必ず変えてみせる」と1999年に言っていて。あんなに優しい音楽を作るのに、力強いメッセージを持っていることに驚いたんです。“やさしい革命”という言葉もありますが「何気なく心地いいなって思って聴いていたらシガー・ロスだった」みたいな、じわじわ社会に浸透していくような世界観にも惹かれていますね。
アルバムは寝る時によく聴いていました。聴いてると、だんだん吸い込まれるような感じがしますね。
アーティスト情報
Sigur Rós
1994年、アイスランド・レイキャヴィクで結成されたポスト・ロック・バンド。現在のメンバーはヨンシー・ビルギッソン、キャータン・スヴヴィーンソン、ゲオルグ・ホルムの3名。バンド名はヨンシーの妹の名前が由来で、"勝利の薔薇"という意味。日本デビュー作となる2ndアルバム『Ágætis byrjun』で世界的な成功を収める。2002年の『( )』はグラミー賞ノミネート、2008年の『Með suð í eyrum við spilum endalaust(邦題:残響)』はバンド史上最高チャートを記録するなど、リスナーはもちろん、アーティストからも絶大な支持を得ている。
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haruka nakamura
特に最後、京本の笑顔のシーンとともに流れる「FINAL ONE」が本当に素晴らしくて、毎回この場面で号泣してしまいます。
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