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東京の「島の音」が楽曲に。MIZ(MONO NO AWARE)、UYUNI、斉藤尋己、武徹太郎(馬喰町バンド)が島の魅力を「音」で発信

2025.11.26

観光サイト『TOKYO ISLANDS』にて、東京の離島・島しょ地域11島(※1)の魅力を「音」を通じて発信するプロジェクト『Sound Trip of SHIMA』の第二弾がスタートした。1曲目として、父島の「お見送りの音風景」を用いたUYUNIの楽曲『tsumugu』が、本日11月26日(水)にリリースされた。

本プロジェクトは、東京都が運営する、東京の島の魅力を発信する観光サイト『DESTINATION TOKYO ISLANDS』のコンテンツとして展開されているもの。音楽コンテンツの企画・制作はGerbera Music Agencyが担当している。

第一弾ではU-zhaan、MIZ、青葉市子、前田エマなど各島にゆかりのある11組のアーティストが制作したプレイリストが公開された。公開からわずか3日で、プレイリスト全体への「いいね!」数が合計1,000件を超え、SNS上でも多くの共感の声が寄せられた。

第二弾では、MIZ(MONO NO AWAREの玉置周啓・加藤成順によるユニット)、UYUNI、斉藤尋己、武徹太郎(馬喰町バンドのリーダー)の4組のアーティストが、現地で録音をした「島の音」を取り入れながらオリジナル楽曲を制作。本日リリースのUYUNI(父島)が手がける楽曲を皮切りに、MIZ(12月/八丈島)、斉藤尋己(1月/大島)、武徹太郎(2月/神津島)の楽曲が、4カ月にわたって順次公開される予定。

大島・野田浜で斉藤尋己がフィールドレコーディングしている様子

島々で実際に採録した「鳥が目覚め始める夜明けの森」「島民と観光客の感謝の声が飛び交う、船のお見送り時間」など、そこに生きる音をもとに制作された楽曲は、聴く人の心にその場の情景を立ち上げるような、臨場感と温度を帯びた仕上がりとなっています。

プレスリリースより

本日公開された楽曲『tsumugu』は、UYUNIが父島を訪れた際に深く心に残った 「お見送りの時間」 の音をモチーフにした作品。小笠原諸島への旅は、電波も届かない24時間の船旅から始まり、島でのアクティビティや交流を重ねながら満ちていく時間を経て、最後は「いってらっしゃい」「ありがとう」という声が30分以上響き続ける、“お見送り文化”で締めくくられる。

UYUNIはその光景を「大勢の旅客がそれぞれの期待を胸に船に乗り込み、島でたくさんの経験や感動を共有し、再び同じ船で旅に出ていく様子は、まるで全員が映画館で壮大な映画を鑑賞しているようだった。」と語る。楽曲では、出航前夜から船が離れていく瞬間までの感情のゆらぎを、島の自然音とお見送りの声を織り込んだアンビエントサウンドで描いている。

UYUNI『tsumugu』 アートワーク画像

また、今回の楽曲制作の背景や父島での体験、音へのこだわりについて、UYUNI本人に深く話を聞いたインタビュー記事が、後日「DESTINATION TOKYO ISLANDS」公式サイトに掲載される。島で採録した音のエピソードや、お見送りの情景が楽曲へと変わっていくプロセスなど、アーティスト自身の言葉で語られる内容となっている。

楽曲制作アーティストとコメント

MIZ – 八丈島

「もともと住んでいた僕たちからすれば、島はバッタリ会えるのが何よりいいところなのです。人とか猫とかに。」

MIZと八丈島とのつながり:八丈島出身。MONO NO AWAREでライブやミュージックビデオの撮影も八丈島で実施した。

プロフィール:MONO NO AWAREの八丈島出身、玉置周啓(Vo.)と加藤成順(Gt.)によるアコースティックユニット。聞き手のある場所の思い出、匂い、音にリンクするような楽曲をコンセプトに制作している。ある音楽を聴いて、風の吹く草原を思い浮かべる人もいれば、かつて住んでいたアパートを思い出す人もいる。それは、耳にした場所が旅先なのか、平日の最終バスなのかというのも関係しているかもしれない。だから、MIZは、さまざまな土地を訪れて写真を撮ってもらったり、もっと誰かの生活に寄り添うような空間で演奏をしてみたりする。そうすれば、僕らの音楽を聴いて思い浮かぶ映像が、めくるめく変わっていくと思うのです。

UYUNI – 父島

「楽曲を通して伝えたいのは、『豊かな自然』と『島の人々の人情を通して得られる感動』です。」

UYUNIと父島とのつながり:世界遺産への興味から、趣味で父島を来訪し虜に。

プロフィール:東京都在住の電子音楽家。生活や環境に寄り添った音楽をイメージして清涼感のある電子音とピアノで表現。これまで朗読、アート、怪談その他様々なカルチャーとコラボしたあらゆる企画をオーガナイズしてきて音楽をトリガーとしたインスタレーションを展開する。また旅をこよなく愛して旅先でのインスピレーションやサンプリングを元にした楽曲制作やZINEのプロデュースも行ってきた。音楽レーベルmukmuk recordsを運営。世界遺産検定一級取得。

斉藤尋己 – 大島

「夜から朝になる特別な時間を、そのときの大島のサウンドスケープと共に楽曲として表現しました。」

斉藤尋己と大島とのつながり:2012年に「サウンドスケープ・ツアー」開催。昔、父が数年暮らした地でもある。

プロフィール:1980年7月10日、東京生まれ。10歳でクラッシックギターを始め18歳から本格的にクラッシックの音楽理論を学ぶ。その後、日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コースに入学し、音響心理学、音響解析等を学び、実験的作品やオーケストラ作品などで作曲活動を開始。卒業後は、映画・CM・TV・Webなどの多くのメディアに楽曲を提供する他、nanacoカードのインターフェイス音やYAMAHAの音源開発、企業CIなどのサウンドデザインにも携わる。また、ジャパン・ハウス・ロンドンやミラノサローネでの展覧会の会場音楽制作や、サウンドインスタレーションなどのアート作品を発表し、様々なアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。2016年、自身主催によるサウンドスケープを思考の軸に据えたサウンド・ブランディング・エージェンシーSoundscapeDesignLabを立ち上げる。

武徹太郎 – 神津島

「湧き水や黒曜石の音、漁師さんの生活音、漁船の音などから、音楽と映像を作れたらと考えています。」

武徹太郎と神津島とのつながり:2023年に神津島で滞在制作やパフォーマンスをおこなった。

プロフィール:「馬喰町バンド」のリーダーとして各地の伝統芸能、民俗音楽をフィールドワークしながら、独自の楽曲、楽器を製作して発表している。Eテレの子供向け創造番組”シャキーン”にて「まつりばなし」「こんな民話があるんだよ」「イキモノノウタ」等の音楽、アニメーションコーナー、さいたま芸術劇場のカンパニーグランデの講師を担当。音の鳴るキャンバス、紙芝居と音楽を組み合わせたパフォーマンスや子供たちとの音楽WS、壁画制作やライブペインティング、お祭りプロジェクトなども各地で開催中。

リリース情報

UYUNI『tsumugu』

■リリース日
2025年11月26日(水)

■フォーマット
配信

プロフィール

MIZ

MONO NO AWAREの八丈島出身、玉置周啓(Vo.)と加藤成順(Gt.)によるアコースティックユニット。聞き手のある場所の思い出、匂い、音にリンクするような楽曲をコンセプトに制作している。

ある音楽を聴いて、風の吹く草原を思い浮かべる人もいれば、かつて住んでいたアパートを思い出す人もいる。それは、耳にした場所が旅先なのか、平日の最終バスなのかというのも関係しているかもしれない。だから、MIZは、さまざまな土地を訪れて写真を撮ってもらったり、もっと誰かの生活に寄り添うような空間で演奏をしてみたりする。そうすれば、僕らの音楽を聴いて思い浮かぶ映像が、めくるめく変わっていくと思うのです。

プロフィール

UYUNI

東京都在住の電子音楽家。生活や環境に寄り添った音楽をイメージして清涼感のある電子音とピアノで表現。これまで朗読、アート、怪談その他様々なカルチャーとコラボしたあらゆる企画をオーガナイズしてきて音楽をトリガーとしたインスタレーションを展開する。また旅をこよなく愛して旅先でのインスピレーションやサンプリングを元にした楽曲制作やZINEのプロデュースも行ってきた。音楽レーベルmukmuk recordsを運営。世界遺産検定一級取得。

プロフィール

斉藤尋己

1980年7月10日、東京生まれ。10歳でクラッシックギターを始め18歳から本格的にクラッシックの音楽理論を学ぶ。その後、日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コースに入学し、音響心理学、音響解析等を学び、実験的作品やオーケストラ作品などで作曲活動を開始。卒業後は、映画・CM・TV・Webなどの多くのメディアに楽曲を提供する他、nanacoカードのインターフェイス音やYAMAHAの音源開発、企業CIなどのサウンドデザインにも携わる。また、ジャパン・ハウス・ロンドンやミラノサローネでの展覧会の会場音楽制作や、サウンドインスタレーションなどのアート作品を発表し、様々なアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。2016年、自身主催によるサウンドスケープを思考の軸に据えたサウンド・ブランディング・エージェンシーSoundscapeDesignLabを立ち上げる。

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